ファー クライ 2

ファー クライ 2

ファー クライ 2

 レベルエディタを見るために購入したようなものだったが、会社で買ってもらえばよかったと今は後悔している。ストラングルホールドが、マッシブDの実装で燃え尽きて、ゲームとしては投げ捨てたような作りになっていたのと同様に、このソフトも技術デモの領域を出ていない。フレームレートが安定すればあるいは別の感想を持ったかもしれないので、PC版を買うべきだったかも……

 正味な話、日本も品質はだいぶん低下しているので、なにひとつ言えないのだが、
「これ、つまんなくないすか?」
「やばくないすか?」
 と言う人が、やはりアメリカの開発体制や雇用事情の関係で、いないのだと思う。あるいは作ってる人がそれに興味をもっていない可能性も高い。アメリカ帰りの人によくそういう話を聞く。

 じゃあ日本はどうなってるんだ。日本のクソゲーよりこの広大なクソゲーを闊歩してるほうがまだ遊べるわ!と言われたら全然返す言葉がないんだけど、僕は日本流という "なにか" が存在していて、その "なにか" はアメリカ流と殴り合って勝てると思ってる。これ遊んでそれを思い出した。

 ただ、出せば、フィードバックで次が作れる。次はもっとちゃんと作れるし、そういう意味ではアサシンクリード2なんかは恐ろしい出来になってるかもしれない。このトライは絶対重要で、「まだアメリカには負けてない」と何もしないまま言い続けて、気がついたらまったく勝ち目がなくなっていた、という状況にしてはいけない。

 と、ここまで書いて、
 ファークライ2はファークライ1のある意味正統な後継作だということに気づいた。1もこんなだった、そういえば……