レンダーターゲットのキャッシュ

 kilica さんが現状の XCL ではブロックキャッシュに問題がある点を指摘されてます。HTML出力がキャッシュされるのに対して、HEAD部に書きにいく追加 Javascript 情報が書き込まれなくなるのが原因。同じことが CSS についても言えます。

 この問題は、 Legacy の次の BASE からはHTML仮想グラフィック仕様の徹底で自動的に解決できます。レンダーターゲットは仮想のキャンバスの一環として HEAD 部を持つようになり、それはテーマ出力時に統合して(妄想のグラフィックプロセッサへ)渡されます。

 キャッシングはレンダーターゲットそのものに対して行われるので、キャッシュをロードしてレンダーターゲットを復元すれば Javascript の読み込みリクエストも、 CSS の読み込みリクエストもちゃんと処理されるという理屈です。新しい仕組みは、 HTML の1部分のキャッシュではなく、グラフィックプロセス・パイプラインの1要素をキャッシュしていることになるため、正確に描画プロセスを復元できます。

 もちろん、このあたりの仕様はコアの内部工程になります。 unleashed ではリクエストしていただいたようにレンダーシステムのインターフェイスsmarty などのテンプレートエンジンと感触が近くなりますので、問題なく扱って貰えると思います。