ガンダーラ in ゲーム

 ゲームエンジン、レベルエディタ、コンストラクションツール等々、ゲームの世界には様々なツールがあって、欧米はレベルエディタ中心の開発へ移行している。それに比べて日本の開発は遅れていると言われるが、これって進んでいるとか遅れているという問題なんだろうか。変なケチをつけて「NON CHANGE」を選ぶつもりはないが、俺たちにとっての「CHANGE」は欧米の背中を追いかけることだろうか。海外の良いものを臆面なく取り入れて、より良いものを作って世界を唖然と言わす……という日本のお家芸に従ったとき、"なに"を返すのか。その"なに"を作らないといけない。

 これはゲームディベロッパーにとってやぶさかな話でもないと思う。ゲームにはワンダーがあるが、ツールや方法論にもワンダーがあっていい。

 海外の作り方やエンジンには圧倒されてばかりだが、ゲームコンストラクションツールファンとしては、海外のエディタは想像以上に特定用途さを感じる。開発者としては圧倒されるが、ファンとしてはビビっとこない。触りたいと思わない。ほとんどの人は、落ち物パズルエディタの前では落ち物パズルゲームしか思いつかない。そういうものを感じる。

 やらされてる感*1というのだろうか。初めてパソコンを触った時のような高揚感はない。 XOOPS2 を初めて触ったときでさえ*2ワクワクドキドキだったのに、あんな凄いものを触っているのに全然ビビッとしないのには、絶対なにか要因がある。僕に時代を生き残るセンスがないだけかもしれないが、この違和感の中に反撃の糸口というか、みんなをあっと言わせる何かを見つけられないものだろうか。

 欧米のやり方を100%肯定した上での101%目の取っ掛かりはどこにあるんだろう。なにか見落としてる気がする……

*1:つまり、彼らが想像している以上にアレらはフレームワークへの道を突き進んでいるのではないだろうか

*2:こんな表現はひどいが、なにしろゲームエディタとは予算規模も機能も違うわけで