急に XOOPS のことを思った

 さっきの話の絡みで、
 XOOPS Cube のインストールベースとなっている PHP は、非PGによる質の低いコードが跋扈して、 Web 業界では鼻つまみ者になっている感がある。実際に現場にいる人たちが問題視してるんだから問題なんだろうし、 XOOPS2 の頃も何度か騒ぎになったのは僕自身体験してきた。

 ただ、非PGがスクリプトプログラムにトライして実装を担当すること自体は時代の必然だと思う。この状況は進むことはあっても戻ることは絶対にないだろう。とはいえ、それが問題になっているのも事実。その原因を PHP エンジンとか、それを支えるツール側の未熟として、それに取り組むのが技術者のミッションになっていくのではなかろうかと。

 10年後に、 "このレイヤーはすでにプログラマの仕事ではない" という正史に無事到達しているとして、逆算すれば、今は第一次過渡期くらいだと思う。id:tohokuaiki さんや fabi さんたちがたまにすごいアレな状況に遭うのも、実は超 Cutting Edge なんですよ。5年後に僕らがひっちゃかめっちゃかになってるのを見て「そこは5年前に我々が通過した地点だ」とか言いそう。

 Web 業界は勘所がちょっと分かりにくくて、エンジニアの方と話していてもどこが燃えポイントだったりスイッチ入るポイントなのか、自分のセンスではなかなか分かりかねるところもあって、知ったようなことは何も言えないんだけど、それでも一番ガンダーラに近い世界のような気がしてならない。 Web 技術者がゲームPGや組み込み系PGと比較して、複合的なスキル/意識を持っている点がその証左だと思う。単にプログラムのことを考え、単にプログラムを書く人ではなくなっていっている印象がある。かっちょええよなぁ。

 僕はたぶん上層では干されるので(正直企画とか監督とか無理)、下層へ餌を求めて掘っていかざるを得ないタイプだろうなぁ。得手不得手に関わらず。それが自分の一番やりたいこと、本気で燃えられることと一致していればいいけど……ゲームを作る、という感覚から離れたとき、どういう感情になってどこにやり甲斐を感じるかはまだ予想もつかない。