趣味と予算

 今日は草野球の日なんじゃけど、草野球も意外とお金かかります。グローブ、バット、スパイク、ユニフォームに当日の審判、野球場……バッティングセンターもゲーセン行くよりは高いし。まぁでもゴルフよりは全然マシかのう。

 もちろん、趣味というのはお金を使って楽しむものがほとんどなんですが……

ゲーム作るのは金かかる

 わしの趣味でぶっちぎりで金かかるんはゲーム開発。とにかくDCCツールが高い。ここ数年でコンパイラもDCCツールも劇的に値下がりして、インディーズ向けの安いツールが出とるけど、それでも安いとはいえん。

 DCCツールはビジュアル人数分+プログラマ1人分は必要じゃけぇ、サークル全体では相当予算を注ぎ込んどるよね。(^_^;)

 そういや昔参加しとった海外のフリーMMORPG開発プロジェクトで、どうしてもMayaを買って書かなきゃいけんツールがあって……あの出費と、動作確認で買い揃えたグラフィックボードの出費は激痛じゃった。あの出来事が「金かかる趣味」という印象を刻みこんだんか……

 しまいにゃ海外の開発仲間からボードを送ってもらっとったけど、結局税関かなんかで大枚払った記憶が……

 そう考えると、海外の人って金持っとるよなぁ……ゲーム開発ってセレブの趣味なんかな?

 うちの親父はパラグライダーが趣味で、最近はモーターパラグライダーやっとるんじゃけど、あれは機材がむちゃくちゃ高いんじゃが、下手したらわしらのほうが趣味で金使っとるかもしれん。

カジュアルに作ると金かからない?

 あと、昔やっとったショートムービーは素人裸足な出来で、ゲーム開発と比べりゃあ、意外と金かからんかった。最低1台カメラと編集ツールがあればいけるけん、持っとる人を捕まえりゃあ早い。物理的な機材と物理的な製作はDCCツール揃えるんとちょっと事情が違って、散発的に金がかかるけど、そんなでもない印象。

 ショートアニメ製作は、今ならノーマルのスキャナと、一般に販売されとるRetasで作れるんで、そこはそがあに金かからんと思う。特にRetasの値段は下がった。じゃけど、素材の製作にそれなりのDCCツール(しかもプリレンダクオリティ)を導入するとなると、ゲームより金かかるかもしれん。

 結局なにが作りたいかによるんか。ゲームとかアニメだとそれなりのものを作りたいと思うけん金いるけど、ショートムービーは大したもんじゃなかったけん金かからんかったんかも。

 まぁ、ゲームもアニメもカジュアルに作るのがいっちゃん金かからんのじゃけど、趣味は作りたいもんを作るのが完成まで長々と作業するコツじゃしねぇ……

ゼニのかからん趣味

 噂によるとコミック製作もそんなに金かからんらしい。コミックスタジオいうツールがありゃあ、ペンも原稿もトーンも都度金かからんけぇ、安く済むんじゃと。まぁ紙媒体にまとめだすと金いるんじゃろうけど。

 プラモデルも手頃な趣味。筆塗装までにとどめておくとほとんど金いらん。一度雑誌見ながらパーツ延長とかやってみたけど、そんなに金いらんかった。あれはコンプレッサーに手を出すかどうかが境目なんかな……アニメ業界に行っとった頃はよう作っとった。

 わしの趣味でいっちゃん金がかからんのはXOOPS Cube。ホント、書籍代くらい?

 金かからん趣味って、こうしてみると本当に特殊じゃと思う。他の趣味と並立させやすいんがええと思わん? 夜の食事にもう一品という感じ。

 もちろんそれも ApachePHPMySQLSourceForgeといった無料で使える足場があってのこと。コミュニティ全般でみればxoopscube.* と XUGJ を自費で提供されとる onokazu さんと fabi さんには皆で感謝せにゃいけません。