Unreal Development Kit と Unity 3D の件で思うこと

Unity 3D のフリー提供に続いて、非営利目的に限りではありますが Unreal Engine 3 のカスタム Unreal Development Kit のフリー提供が始まりました。欧米のゲームエンジン業界で、いま何が起きてるんでしょう。

かつての個人的な予測を書きますが、
今後、コンテンツやサービスはないけど技術力のある会社はミドルウェアに走るという傾向が、Web3Dの本格化でさらに加速するだろうと思っていました。そのラットレースがしばらく続いた状態から、耐え切れなくなったどこがミドルウェア無償化を始めて、どんどんそうなる……みたいな展開かなと。

その読みは Unity 3D クラスのエンジンがいきなり無償化を始めたことで崩れ去ったんですが、いま思えば Torque が 100 ドルになったときにラットレースは既に始まっていたのかもしれません。

もちろん Unreal Development Kit の話は Maya でいうところの PLE にあたりますから、インディーズ向けエンジンの無償化とは別の話。ゲームデザイナー志望の学生さんたちが level-based ゲームデザイン*1で求められるスキルをひととおり身につけられるのは素晴らしいことだと思います。

そのまま日本スキップして欧米で就活しそうで怖いけど。

*1:さっそく使ってみた