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ルーツ監督逝去

 レッドカープの礎を作り、弱小カープの負け犬根性を一掃した伝説の監督・ルーツ元監督がお亡くなりになられた。リアルタイムに現役時代を知っているわけではないが、カープの歴史で欠かすことができない人物の一人であり、強い衝撃を受けています。

 ルーツ元監督が、シーズン開始後に審判団とのトラブルですぐに広島を去ったにも関わらず、広島で根強い人気があるのは、広島に徹底的な改革を行っただけでなく、選手やファンのハートに火をつけたエピソードに事欠かないからだろう。その中でも特に好きなエピソードを書かせていただくと……

「キックの宮」
 審判にジャンプキックをぶちかまして退場を食らった選手のファイティングスピリッツを称え、キックが命中した写真を引き伸ばしてロッカールームに貼った。

「意識向上」
 "君たちは試合に勝って広島の地域を活性化させる社会的義務がある"と力説。また、選手の移動にあたり席をすべてグリーン車にしたり、週に一度スーツを着ないとは入れないようなレストランへ連れて行き、職業野球選手が社会的ステータスの高い仕事である意識を植え付けた。

「このチームは優勝できる」
 シーズン前から「このチームは優勝できる力を持っている」と繰り返し選手に説いた。そして、審判団との激突からわずか15試合の指揮をとっただけで広島を去ることになったときも、選手に「このチームは優勝できる力を持っている。優勝したら日本へ呼んでくれ」と最後まで優勝を叫び続けた。

 アメリカへの帰国便にたまたま同乗した人の話によると、搭乗までは見送りの客に応えていたが、飛行機が離陸すると席で号泣していたらしい。その年、カープは初優勝。ルーツは祝いの席に満面の笑顔で来日した。


 心より御冥福をお祈りいたします。