Get Involved を見直す(1)

 XCプロジェクトは、やり方としては、OGREプロジェクトblenderプロジェクトのやり方を採用しとる。どちらも一般的なOSSプロジェクトで、 blender は今でいう Git っぽいコンセプトを持っとるのが特徴。

 これらの体制に移行した際、コアチームのようなチーム概念も潰したが、主担当者を立てんにゃあ進まん作業もあるけー、未だに「◯◯さんが参加しました!」的なアナウンスも残っとる。じゃけー中途半端な感じになっとる。これは改めんにゃあいけん。

 OSSプロジェクトでは、開発者は「バグトラのバグを減らす」「明示されているタスクを実装する」のが一番手っ取り早い参加方法で、コミット権もだいたいこのルートからゲットする*1。それと「バグレポート」が並立しとる。

 ほじゃけど、アプリケーションの開発ともなると、ドキュメントやリソースの作成も必要になる。 blender プロジェクトはそこまで Get Involved に書き、わしらはそれをベースに同タイトルのドキュメントを作った。

 が、XCプロジェクトに関しては、もう2つほど追加がある。
 まず、トラッカーシステムが市民権を得とらん関係で、掲示板からトラッカーシステムへサーベイする人も求められとる。これはプロジェクトチームの責務と見なされることが多いが、チームなんてものは存在しないので、当然コミュニティ全員でやってくことになる。

 もうひとつは日英人力翻訳。日本語で気軽にレポートしたいけど、開発やテストは海外の力によるところがぶちでかいけー、当然トラッカーシステムの標準は英語になる。各国母国語を使用できるようにするには、当然通訳が必要になる(=誰かが楽をするにゃあ、誰かがしんどいことをせにゃあいけん)。

 どちらも日本ではXUGJが取り組んどる。

 これらの要素を Get Involved ですべて説明するにゃあ、参加項目を、フィードバック、ソフトウェア開発、リソース開発、マネジメントの4つに分類して、それぞれ整理する必要があるかもしれない。 Google Chrome のプロジェクト Chromium を見て、意外と Get Involved を分かりやすく作るのは難いと思った。

*1:XCは申請方式じゃけど